100kmマラソン、完走!

赤穂ウルトラマラソン、なんとか無事に完走できました。

100kmは、やはり泣きたくなるぐらい果てしない距離でした。(笑)


完走記を書いておきたいと思います。

まずは、前日の赤穂入り。仕事をさっさと片付け、会場近くのホテルには、なんとか11時に入ることができた。翌朝は4時受付けなので、1時間前の3時ぐらいまで4時間は眠れそうだと思い、大急ぎで食事を済ませて布団に入る。(結局、興奮のあまり2時間ほどしか眠れず。)


当日。無事に4:00に受付けを済ませ、いつもより入念なストレッチを開始。いつも大会前に見られるようなウォーミングアップはさすがにほとんどの人がやっておらず、他の参加者とともに静かにスタートの時を待つ。


5:00 スタート。まずは絶対に無理をしないよう、かつ5kmごとにしっかり給水をとりながら、6'30"/kmのペースで走り始める。疲労を感じた段階で一度止まろうと思っていたけど、予想以上に快調に走ることができ45kmまでノンストップ。そのまま50km折り返し点まで行ってしまおうかと思ったが、慌てず焦らず、一度立ち止まって屈伸とストレッチをした後、5分ほどでリスタート。折り返し点に到着。
●50km地点 スタートから5時間30分


この辺りから、少しずつ弱点の右ひざとモモ裏が痛み出したため、作戦変更。まず5kmを7'00/kmのペースで走り、3分間のレストを繰り返す。5km単位に区切ることで、緊張感を維持したまま、残りの距離に絶望感を感じることなく進むことができ、また痛みの方もその都度リフレッシュさせることができた。この作戦で、65km地点に到着。
●65km地点 スタートから8時間


雨がかなり強くなってくる。横から顔に直撃してくる雨を、帽子を深く被ることで遮り、ゆっくりゆっくり前へ進んだ。休憩で立ち止まっているのももったいないなと思うようになり、ウォーキングをしながら回復を待って、回復でき次第走り始める方法がよいと考え、1.5kmウォーク→3.5kmラン(ほとんど速歩きペース)に作戦を変更、距離を少しずつ積み上げていきました。なんとか踏ん張り、80km地点に到着。
●80km地点 スタートから10時間15分


80kmを越えた辺りで、エネルギーは完全に枯渇。右足土踏まずの外側に激痛が走り始め、走る角度で接地すると激痛が走るようになった。ほとんど走れる状態ではなかったけど、小刻みに目標を決めては1分程度走り、またウォーキングで回復させるのを何度も繰り返し、なんとか95km地点を通過。もう立ち止まるとギブアップしそうなので、一息もおかず、そのまま歩き続けました。
●95km地点 スタートから12時間50分


ここからゴールまでの5kmは、“気合いのトボトボ歩き”。5kmってこんなに長かったのか!?と半ベソをかきながら、それでもひたすらゴールを目指し歩き続ける。
と、ここで、全く予想しなかったスペシャルサポーターの登場。父が突然家を出て、遠く離れた会場まで応援に駆けつけてくれた。本部のテントから「ガンバレー!」と声を張り上げてくれて、最後の最後に大きなエネルギーを補給してもらえることとなった。(家まで送ってもらえるじゃないか。これでこの場でぶっ倒れても大丈夫だなと。笑)最後の1kmは、ゴールまで一緒に歩こうとしてくれたのですが、100mほど歩いたところで足が攣ってしまったようで、まさかの伴走離脱。既に限界を越えてしまっている自分は、かまってやることもできず、そっと優しい視線を送りながら背を向け、ゴールへと歩き続けました。(笑)


そして、念願のフィニッシュ!!
●ゴール! 13時間49分56秒


80km以降もう少し走ることができたら、目標にしていた13時間はクリアできていたけど、そんなに甘いものではないということがよく分かった。これがウルトラマラソン。すごく勉強になった。


最後は「絶対ゴールするぞ!」という気持ちだけで前に進んでいたけど、あまりの痛さ・辛さの前に、何度もヘコタレそうになった。そんな時にポケットの中の携帯電話を見てみると、陸上チームのメンバーからの応援メールが常に10通以上届いていて、かなり元気付けてもらい、後押ししてもらった。仲間って本当に素晴らしいもんだなぁ、と改めて感謝です。